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自費出版

詩歌や写真などアマチュアの作品集や同人誌、告発本や自分史など商業目的ではなく、著者が費用を負担して出版することを自費出版といいます。
著者自身が発行者となり、編集から版下の作成、印刷、製本、販売まで業者の手配も自ら行う〝個人出版〟であれば、最小限の費用で済み内容も思いどおりにできます。
しかし、その工程は細かく手間がかかります。しかも著書に書かれた情報によって第三者が被害を被った場合や既存の文章または素材を引用した場合の著作権に関して著者がその責任を負う必要があります。したがって、出版社が発行者となり、初版費用を著者が負担する〝協力出版〟という形をとった自費出版が一般的です。
協力出版を行うときの大まかな手順は次のとおりです。1.本の内容とボリューム、出版目的、体裁、部数、予算を書き出し「企画」をまとめる。2.出版業者を選び、「企画」について打ち合わせを行う。3.出版業者が提案する「企画」を具体化した「見積もり」と「契約」を検討する。4.契約後は出版業者の指示に合わせて入稿し、著者校正(最終校正)をする。なお、最近注目を浴びているブランディング出版(企業出版)も自費出版の一つの形でしょう。
企業がクライアントとなり、出版社がそのPRを目的とした本を出版するというものです。この場合、企業が求めるのは会社の知名度や信頼性を上げることで、商品の販促や人材採用、資金の調達につなげることです。