自費出版 電子書籍
専用端末やPCを必要とした電子書籍もスマートフォンの急速な普及でさらに身近なものとなり、コンテンツに関しても既に出版された印刷書籍をデジタル化したものが主であったのが、初めから電子書籍として出版される流れが生まれてきました。
電子書籍は印刷と製本などの有形物のコスト負担がないため、特に少部数の出版費用を低く抑えることができ、自費出版の手段として注目を浴びています。
出版社や印刷会社だけではなく電子書籍取次事業を行う通販会社、システム会社もコンテンツの充実をはかるため、電子書籍の自費出版に積極的です。
それぞれサービス内容が違うため一概に比較できませんが、初期費用については無料のところから10万程度、売上還付金(著作権料)については60~70%というのが相場のようです。
例えば、通販大手のアマゾンが提供する「Kindle ダイレクト出版」の仕組みと特徴は次のようになります。自分で用意した原稿をKindleのファイルフォーマットに変換し、そのファイルをアマゾンのKindleストアに登録して販売する。
登録(初期費用)は無料、価格は自由に設定することができ、最大売上の70%が著者に配当される。
販売はアマゾンを中心としたネット上に限られる。-というものです。その他、紙ベースのオンデマンド本を同時に出版可能なところ、複数のオンライン書店での販売機能をもつところなどそれぞれ特徴があります。